サンタ・プラッセーデ教会 2 |
サンタ・プラッセーデ教会の最大の見どころは、身廊右側の小さなサン・ゼノ礼拝堂です。 ここは教皇パリスカス1世が、母のテオドラの墓として建てたものですが、ご覧の通り、入り口の上の壁には輝くばかりのモザイクが描かれています。 |
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サン・ゼノ礼拝堂の正面には金地の背景の聖母子像があります。 | |
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6畳にも満たないくらいの非常に狭い礼拝堂の壁は全面、金地を背景にし、足下には色鮮やかな花々をちりばめたモザイク画で埋め尽くされています。 この教会に縁のあるテオドラ、プラッセーデ、プデンツィアーナ、ゼノなどのほか、キリスト、ペテロ、パウロ、アグネスなど、たくさんの聖人たちが描かれています。 |
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中でも特に天井にある「天国の園」のモザイクは、真ん中にキリスト、4隅に天使を配したシンプルな構図ながら、息を呑むばかりの美しさです。 | |
そのほか、サン・ゼノ礼拝堂には、1222年の第6次十字軍遠征のときにエルサレムから持ち帰られた、イエスが鞭打ちの刑にあったときに使われたと言われている大理石の柱の一部が納められており、熱心な信者たちの信仰の対象になっています。 教会を訪問するときには是非小銭を忘れずに。お金を入れると5分間ぐらい照明がつき、美しいモザイクがはっきりと見ることができるからです。ちなみに小銭の持ち合わせのなかった管理人たちは、ほかの見学者たちが照明をつけてくれるまでその場を動かずに粘っていました。 管理人の独断では、この教会のモザイクを見ずしてローマを見たとは言えません! |
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