スリーシティ(Vittoiosa(Birgu)、Senglea、Cospicua) |
イムディーナに入城した騎士団だが、この地はすでにマルタの貴族が住む街であったため、また、海側の防御を徹底するため、ビルグへ移り、城塞の建設を始める。ビルグは「グレート・シージ」の勝利からヴォットリオーザと名前が変更された。 このヴィットリオーザ、セングレアの2つの半島とそれを結ぶコスピークワを合わせてスリーシティと呼ぶ。 グレート・シージ(Great Siege)とは・・・ 1565年のオスマントルコによる大包囲戦。ヴァレッテ率いるマルタ勢900人(うち騎士600人)対オスマントルコ勢、ムスタファ・パシャ率いる40,000の兵と海軍大将ピアリ率いるガレー船200隻。ビルグでの戦いで防衛側の激しい抵抗にあったトルコ軍は聖エルモ砦(ヴァレッタの項参照)に攻撃目標を移す。聖エルモ砦は陥落し、ビルグ、セングレアも攻撃されるが騎士達の奮戦により城壁は守り抜かれる。イムディーナに進撃したトルコ軍は予想以上に固い要塞を前に退散し、4ヶ月にもわたる戦闘の末、ついに包囲を解除した。 |
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ヴィットリオーザ ・シティゲート |
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・プロヴァンスの守備域 シティゲートを通るとアラゴンの守備域、プロヴァンスの守備域などがプレートで示されている。 |
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・騎士団が最初に建てた病院 | |
・団長ヴァレッテの帽子と剣 小さな博物館にジャン・ド・ラ・バレッテ・パリゾンの帽子と剣が。普段は壁のケースに納められているらしいが、修復中とのことで間近に見ることができました。 |
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・対岸ヴァレッタから見たヴィットリオーザ この海はヴァレッタ、スリーシティなどに囲まれた湾、グランド・ハーバー。 |
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セングレア ・セングレア・ポイント セングレア半島の先端にある監視塔。湾の入口ヴァレッタからの敵の襲来を知らせるのろしを見るためのもの。目と耳の彫刻は敵の襲来を素早く察知するためのお守り。 |
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