Valletta(ヴァレッタ)・1


 
グレート・シージを体験した騎士団は未開のシベラス半島に自然の要塞のような地形を巧みに利用した新しい街造りをした。それが現在の首都ヴァレッタ。この名は団長ジャン・ド・ラ・バレッテ・パリゾンの名に由来する。
1566年イタリア人の建築家フランシスコ・ラパレリ・コルトナの設計で基礎が完成し、1570年以降助手のジェロラモ・カサールが指揮をとる。堡塁、防壁、哨所(守備の持ち場)、城門といった城塞構造によって取り囲まれている。
   
・シティゲート

 

   

・メインストリート

シティゲートから聖エルモ砦を結ぶ、ヴァレッタのメインストリート。

   
・聖エルモ砦

グレート・シージで多くの犠牲者を出した惨劇の砦。
ムスタファ・パシャは捕虜となった騎士の首をはね、首なし死体をボートでグランド・ハーバーに流し、ヴァレッテはトルコ兵捕虜の頭を大砲の玉代わりにして、トルコ陣営に打ち込んだという。これは、砦の一部。

   

・病院

騎士団が建てた病院。現在は地中海会議センターとして使用されている。

   
・聖ヨハネ大聖堂

1577年、ジェロラモ・カサールの設計で建てられたもの。

   

「Valletta(ヴァレッタ)・2」

   

「マルタ島index」